熱狂的ファンを持ついましろたかし氏による漫画「化け猫あんずちゃん」がアニメーション映画化!
解禁となった予告編では、化け猫のあんずちゃんと少女・かりんが出会い、逃走劇を繰り広げる姿を映している。雷の鳴る豪雨のなか、お寺の和尚さんに拾われた子猫は「あんず」と名付けられすくすくと成長し、10年・20年経っても死なず、30年たった頃、いつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた!そんなあんずちゃんと出会った、父に捨てられた少女のかりん。
そのかりんの父親・哲也の声と動きを演じるのは映画・ドラマに多数出演、バラエティではMCもこなす多才ぶりで国内外に活躍の場を広げる青木崇高、かりんの母・柚季はモデル、女優でそのライフスタイルにも注目が集まる市川実和子が演じる。ロトスコープ作品初参加の二人は撮影を振り返り、青木「あの撮影がアニメーションとどう繋がっているのか、想像すらできていない仕上がりが本当に楽しみで待ち遠しい」、市川は「『あんずちゃん』の世界のような脱力感あふれる現場で、和やかに過ごしていた。アニメでも、その力の抜けたゆるい空気を楽しんで」とコメント。映画オリジナルとなるこの二人のキャラクターは、二人がそのままアニメーションの世界に飛び込んだようなキャラクターデザインにも注目だ。
一方で、あんずちゃんの育ての親であるおしょーさんをムーンライダーズの鈴木慶一、あんずと運命をかけた勝負を行う貧乏神には水澤紳吾、洞窟に集う妖怪の仲間・たぬきには、澤部渡(スカート)が怪演。原作コミック既存キャラたちを演じる俳優陣の再限度も秀逸だ。実際にキャストが演じる姿を撮影した映像をもとにアニメーション化する「ロトスコープ」で作られた本作では、他にも、吉岡睦雄、宇野祥平ら名バイプレーヤーたちが集結。実際に実写映画のような撮影を行っていながらその姿はアニメーションになってスクリーンに映し出されるというなんとも贅沢すぎる手法で、個性豊かなキャラクターたちが描かれる。
■映画『化け猫あんずちゃん』予告編
本作の主題歌は佐藤千亜妃の書下ろし楽曲「またたび」に決定。佐藤は楽曲について「痛みを抱えながらもそれでも生きてゆく、全ての人生へ。その人生が、素敵な旅になりますように。」とコメント。優しい歌声とあたたかな音色で、あんずちゃんとかりんが巡る奇跡のような物語を包み込むこの楽曲の一部が予告編で音源初解禁となります。また、劇中の音楽はおしょーさん役の鈴木慶一が担当。独特な世界観を味のある繊細な音楽で彩る。
さらに、本作のポスタービジュアルも解禁!お寺でのひとときを過ごすあんずちゃんとかりんの1コマと思いきや、大胆な地獄も垣間見えるビジュアル。久野遥子監督が自らデザインし、アートディレクターのJulien De Manが手がける鮮やかな色彩と背景が織りなす、珠玉の一枚となっている。
<以下コメント全文>
◆青木崇高
とても暑い夏の日の撮影でした。
日本ならではの懐かしい情景のなか、山下組の撮影は心地のよいテンポで進んでいきました。
撮影後に未來くんと飲んだ小料理屋のビールの味は格別でした。
実は僕、あの撮影がアニメーションとどう繋がっているのかまだよく分かっていないのです…。
だからと言ってはなんですが、想像すらできていない仕上がりが本当に楽しみで待ち遠しいのです。
みなさん、ご一緒に観に行きませんか??
◆市川実和子
台本を開いてまず、あんずちゃんの風貌に一目惚れしました。お話も台詞もむちゃくちゃなのに、とっても可愛らしくて。登場人物たちは、今という時代を忘れるくらい本当にのびのびとしていました。
アニメ化するので実写撮影時はメイクもせず、衣装もみんなはゆるめな扮装で。まさに「あんずちゃん」の世界のような脱力感あふれる現場で、和やかに過ごしていたのを思い出します。アニメでも、その力の抜けたゆるい空気を楽しんでいただけたらなぁと思っています。
◆主題歌:佐藤千亜妃
人は誰しも、"あの夏"の思い出があるんじゃないかと思います。祭りの音、ぬるいラムネ、通り雨。
「化け猫あんずちゃん」は日常と摩訶不思議な世界が隣り合わせにある作品で、まさに幼少期の頃に見た真夏の夜の夢のようです。
そして主題歌「またたび」は、それぞれの胸の中にある"あの夏"に思いを馳せる楽曲になったかなと思います。痛みを抱えながらもそれでも生きてゆく、全ての人生へ。その人生が、素敵な旅になりますように。
2024年7月19(金) 全国公開