宇宙最強の異名を持ち、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で演じた盲目の達人ケイン役での超絶アクションも記憶に新しく、ハリウッドでも唯一無二の存在感をみせるドニー・イェン。 彼が製作・監督・主演を務め、盟友のアクション監督・谷垣健治(『るろうに剣心』)と共に挑んだ新たな武侠アクションの傑作『シャクラ』が、ついに本日1月5日(金)より公開。主演のみならず、監督&プロデューサーとして本作に全身全霊で挑んだドニー・イェンのこだわりや、共演者が語るドニー・イェンのすごさなど、インタビューや撮影風景満載の5分にもわたるメイキング映像が解禁された。
宋代の中国。丐幇(かいほう)の幇主・喬峯(ドニー・イェン)は誰からも慕われる英雄的な存在だった。だがある日、何者かに副幇の馬大元が殺害され、その犯人に仕立て上げられてしまう。しかも自分が漢民族ではなく契丹人であるという出自まで明かされ丐幇を追放される。自らを陥れた人間を探し出し、さらに自身の出生の真実をつきとめるため喬峯は旅にでる。しかし、彼の行く手には更なる罠が仕掛けられていた!武林最強の技、「降龍十八掌」を使い、襲い来る刺客たちをなぎ倒す喬峯。果たして彼は黒幕を突き止め復讐を果たすことが出来るのか!?
まずドニー・イェンは「中国人はほぼ皆、金庸の小説を読んでいるはず。好きであるほど映画化には批判的になる」としたうえで「これは私にとって挑戦だ」と熱いまなざしで語り、演じた喬峯についても「リアルに感じてもらえる」役作りに挑んだという。その姿勢には、喬峯と敵対する慕容復(ぼようふく)役ウー・ユエも「彼は最適な表現をしている」、喬峯が絆を深めていく女性 阿朱(あしゅ)役チェン・ユーチーも「彼は本物の英雄のよう。義侠心が感じられました」と感服。さらにドニー・イェンは「人物の感情はリアルでなくては。観客は衣装と美術を見て歴史ドラマであると認識する。だが現代人のアイデアを用いて親近感を感じる世界にもなっている。それが若者の共感を呼ぶ」と監督として冷静な分析もみせる。
■『シャクラ』メイキング映像
また「私の武侠映画はリアリティにこだわる」とドニー・イェンが撮影現場でスタッフやキャストに身振りを交えながら指示を出し、「私のアクション造形には原点がある。論理的なんだ」と谷垣健治アクション監督とともにアクションを作り上げていく場面も。1対多勢の闘いなどアクションシーンの撮影風景は迫力あり、ウー・ユエも「武術の動きに感情を加えるとより良い芝居になるんだ」と、ドニーのアクション演出に影響されたと明かす。
そしてドニー・イェンは「やるからには全力を尽くす。そういう思いで取り組んでいる」と熱く語り、「撮影中気になった点を見つけると撮影を止めて指示を出していた」(チェン・ユーチー)と主演として、また監督・プロデューサーとして細部にまでこだわりを見せながら撮影現場で大奮闘する姿はファン必見だ!「いい作品を作るには、出演者全員が物語と役を信じる必要がある。それが相互作用を生み、名作を作るんだ」と、豪華俳優陣そしてドニーを信じるスタッフとともに作り上げた。 常に高みを目指すドニー・イェンが「全く新しい武侠の世界」と自信をみせる本作を劇場のスクリーンでぜひお見逃しなく!
1月5日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー!