シンガポール発のロボットバトル超大作映画『メカバース:少年とロボット』より、“11年に渡る挑戦” 制作秘話がたっぷり詰まった特別映像が到着した。
本作は、シンガポールの映画界で活躍する監督RICH HOが、資金繰りを含めた企画プロデュース/監督/脚本/撮影/音楽/美術・衣裳/VFX監修の七役を務め、驚異の熱量で11年間かけて製作した作品。今回解禁された映像内では、11年の制作の旅路を共に歩んだ他のスタッフも登場する。弁護士としてのキャリアを捨て、映画制作の場に身を投じRICH HOを過去6年間影で支えてきた、アソシエイトプロデューサーのSU AI氏は、「弁護士として働いていたときに、彼は新しく会社を始めること、そして彼のビジョンを語ってくれました。それはただ単に映画を製作するのではなく、その枠を超えて、映画業界の人々の人生に影響を与えたいと。そうした彼の強い意志とビジョンに心を動かされました。」と語った。しかし、「正直、最初の二年は辞めようかと思っていました。最初の数年は映画本編の資金のみで、この作品がどこに向かっているのか、全てが不透明でした。(中略)そうした中、コロナ禍に、偶然にも人伝に、(本作のエグゼクティブ・プロデューサーを務めることになる)中臺孝樹さんと知り合いました」と、様々な苦難があったことも明かした。
■『メカバース:少年とロボット』特別映像
中臺氏は、「正直、最初は自分がコミットするには難しい部分もありました。しかし、やりとりをする中で、監督が一つ一つ真摯に取り組み、物事を解決する様に、こうやってクリエイターをサポートしたいなと、こういうクリエイターがもっと世に出てほしいと思いました。」とRICH監督や本作への想いを語った。
映像の後半では、RICH HO監督から、本編を鑑賞してくださる方に向けてのメッセージが語られている。「この映画について話す中で、一つのスローガンが生まれました。それは1 movie, 2 storiesです。1つはスクリーンで体験するカイとリトルドラゴンの物語です。2つ目はこの映画ができるまでの11年の旅そのものです。二つの物語を全て見てもらった時に、最も伝えたいメッセージは、「諦めないで。」という事です。」
更に最後には、「映画を作る人たちは常に同じ葛藤を抱えています。お金がない。時間がない。誰も見向きもしない中、情熱だけはある。毎日何かしらの試練がある中で、心無い言葉や誹謗中傷がたくさんあります。私が皆さんに伝えたいのは、そうした言葉で傷つける人も、応援してくれる可能性があるということ、信じ続ければ一緒に働きたい人は必ず現れる。大事なことは自分を責めすぎないこと。心無い言葉に悩みすぎないこと。信じたことを手放さないでください。この映画が挑戦するあなたの背中を押せるもになればと思います。この映画をスクリーンに届けるまでに11年かかりました。私ができたのですから、あなたにもできます。」と映画を作る人たちに向けての熱いメッセージも送られた。
あわせて、ハイクオリティCGで鮮明に描かれた迫力ある主人公・カイの相棒のロボット・リトルドラゴンや、少年カイと母親のシーンなど、場面写真も解禁となった。
11月17日(金)全国公開決定!