現地時間12月17日(火)に開催された『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のロンドンプレミア上映会にトム・クルーズが来場した。
本作は、アカデミー賞🄬ノミネート監督であり、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドが、主演にティモシー・シャラメを迎えて世界に送り出す最新作。60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様子が描かれる。
トムは、本作で「フォークの神様」ジョーン・バエズを熱演したモニカ・バルバロとは、『トップガン マーヴェリック』(22)で共演をしており、さらにジェームズ・マンゴールド監督とも、『ナイト&デイ』(10)の監督と主演として旧知の仲であることが大きな注目を集めた。また、トムは『バニラ・スカイ』(01)でボブ・ディランの『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』のジャケットをペネロペ・クルスと完全再現した経験があるなど本作に深い縁を持っている。今回は、ボブ・ディラン役の“先輩”としてそのバトンをティモシー・シャラメに託した。
20世紀最大の詩人・パフォーマーでありながら、今なお現役ミュージシャンとして舞台に立ち続ける“生きる伝説”ボブ・ディランを演じた、ハリウッド新時代のスターとして頂点に立つシャラメ。彼は本作で全身全霊を込めて若き日のディランを完全再現し、そのビジュアルだけでなく、全ての歌唱シーンを自身の声で歌い上げる圧巻のパフォーマンスを劇中で披露している。ディラン独特の鼻声も見事に再現し、その演技が世界中で高く評価されているだけでなく、ボブ・ディラン本人もシャラメについてSNSで言及。「主演のティミー(ティモシー・シャラメ)は素晴らしい俳優だから、真実味のある私を演じてくれるだろう。」と自身を演じたティモシーに対して絶賛の言葉を贈っている。
2025年2月28日(金) 全国公開