鮮烈な監督デビュー!ローレン・ハダウェイ『ノーヴィス』メッセージ動画解禁!

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10月31日(木)

ローイング(ボート競技)の世界に魅入られたある女性の、情熱という名の狂気を纏った激浪の物語『ノーヴィス』より、本作で映画デビューを果たしたローレン・ハダウェイ監督から、日本公開に先立ちメッセージ動画が到着した。


「ノーヴィス/novice」とは、新入り、初心者のこと。スポーツ分野においては競技者の分類として使われ、一定のランクに達していない初心者のことを指す。大学のボート部に入部したアレックスが、「困難だからこそ、挑戦するのだ」というJ.F.ケネディの言葉を胸に、己の限界に打ち勝ちたいという一心で過酷なトレーニングに身を投じていく。そんな本作は、デイミアン・チャゼルの『セッション』、クエンティン・タランティーノの『ヘイトフル・エイト』、ザック・スナイダーの『ジャスティス・リーグ』、ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』など錚々たるハリウッドメジャー作の音響で活躍してきたローレン・ハダウェイによる満を持しての初監督作だ。大学時代にローイング(ボート競技)に自ら没頭した体験を基に作り上げられ、自身で脚本と編集も担当。主演は『エスターファースト・キル』のイザベル・ファーマン。撮影前の6週間、毎朝4時半に起き、1日6時間の水上トレーニングを行って、過酷な撮影に耐えられる精神と肉体を手に入れたファーマンの妥協のない迫真の演技に、第20回トライベッカ国際映画祭において主演女優賞が贈られた。本作は同映画祭で作品賞と撮影賞も受賞。


日本公開に寄せて到着したメッセージ動画で、ハダウェイ監督は「私の大学での漕艇経験がこの映画の基になっています。主人公は自分の目標に拘り過ぎて強迫観念に駆られるの。ボート競技に詳しい人は多くないと思うけど、完璧を求める故の代償や好きな事の為に何かを失うことは理解されるとは思うわ。映画館でお会いしましょう」と向けてメッセージを送った。


監督は大学4年間をローイングに捧げており、その日々を「本当に強烈な期間だった。だからこそ自分にとってローイングについて映画を撮ることはカタルシスになると思い、大学生活4年間で起こったことを、1年間に圧縮してストーリーに作り上げた」と、本作の制作動機を語り、印象的な映像と音楽の演出方法については、「イザベル・ファーマンが演じている主人公アレックスの気持ちに観客にもなってほしかった。アレックスが感じていること、見たり聞いたり体験していることを、多くの人に体験してもらいたいというのがこの映画のすべての決定動機。ほとんどの人は競技としてボートを漕いだことがないし、あれほどの妄執を何かに抱いたことはないと思う。常軌を逸した妄執とか、激しくボートを漕ぐということがどういうことなのかというのを、音や映像を使って彼女の世界に浸れるようにしたかった」と意図を語っている。

「ノーヴィス」公開直前 監督からのメッセージ

11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー

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